Saturday, September 25, 2010

ボランティア アキ レポート


はじめまして、アキと言います。
1カ月、Kitgumでボランティアとして活動しました。
実は、もうとっくに日本に帰ってきています…
ネットや電気が不安定なのを言い訳にKitgumでは書かず、結局、今頃、活動報告をさせてもらっています。
私は、日本で看護師・助産師として働いていました。
今後、公衆衛生を勉強したいと思い、この分野では話題の多いアフリカに行ってみたいそして、まずは、国の文化、気候、人柄を知りたいということで今回ボランティアとして参加しました。
それらを知るためには、何冊の本を読むよりも、実際に行って体験するに勝るものはありません。
百聞は一見にしかずです。

Kitgumでの生活は、覚悟していたとはいえ日々驚きの連続でした。
ホームステイしたので、地元密着型の生活が体験できました。 (*ホームステイ先は、Kitgum タウン内の、比較的裕福な家庭でしたが、 それでも… 編者、訳注 ) 
井戸から水を汲み、運ぶ。たらい一杯でのお風呂(行水)。手洗いでの洗濯。
真っ暗な夜道。ヤギやにわとりが歩くでこぼこ道。
見たことのない虫が飛び回る部屋。
などなど見るもの経験することすべてが今までの、生活でやったことのないことばかりで新鮮でありショックでした(+o+)
そして、自分の生活能力のなさにがっかりしたものです…
マッチすら一発でうまく火を着けれず見ていた子どもにちゃっちゃっと手伝われてしまったりもしました。
真っ暗な夜道でも現地の人はよく見えています。
何度、手を引かれて歩いたことか… どんなに小さな子でも、少ない量の水できれいに手を洗ったり、食器を洗ったり。
私とは手の使い方が違う!! 正直に言うと、この生活を不便だと思い、水道や洗濯機、冷蔵庫、お湯の出るシャワーをものすごく恋しく感じました。
清潔の面でも疑問に感じることがあり、1か月だから耐えられると思ったのも事実です。
しかし、このような生活を送っているKitgumの人々に生きる力を感じました。
免疫力、筋力、応用力…日本人、少なくとも私にはない力があります。
また、当然のように電気のある生活、蛇口から水の出る生活を送っていた私にとってそれらのありがたさを改めて認識したと同時に、大切にしなければという思いにもなりました。
そして、真っ暗な夜空に輝く見たことのない数の星、庭を飛び回る蛍に感動しました。
夜風が気持ちいい外で我が家を訪ねてきてくれた友人たちと毎日、首が痛くなるほど空を見上げていました。
時間の流れがゆっくりな生活をしているうちに自然の美しさを感じる心の余裕ができたのかもしれません。
ホームステイや図書館でのボランティアをして現地の生活を体験し、現地の人とふれあったからこそごく一部かもしれませんが、この国、地域の文化・気候・人柄を知り感じることができました。

アキ